一目置かれる、憧れのダレス。(後編)
こんにちは。
先週のブログで、ダレスバッグ(トップフレームブリーフケース)のご紹介が収まらなかったので今週はそのつづき、後編です。
前編を見逃された方はぜひ先にこちらをご覧ください。
- ダレスバッグの呼び名の由来
- どんな人が持つのか?
- 重さを感じにくいハンドルの秘密
を記述しています。
https://simpsonlondon-jp.com/news/archives/2388
顔つきの違いはここに注目
ダレスバッグは、その見た目の重厚さや特徴的なデザインに気を取られて、一瞬「どれも一緒?」と思われる方が意外と多いです。
「でもなんとなく、どこか違う…」
その違いが出る、見た目の印象を左右する箇所を、見ていきましょう。読み終わると、もれなく違いが分かる人になれます!
まずは、①レザーの種類です。
顔に例えると、肌質の違いに通じます。シンプソンロンドンの既成のダレスバッグは、基本的にはブライドルレザーを使用したものを定番でラインナップしています(オーダーではその他のレザー、クロコダイルなどエキゾチックレザーを使用したものなどもつくることができますが価格も変わります)。
ブライドルレザーは頑丈なので、ダレスバッグの用途イメージや長く使いたいという期待に応えるには適材と言えます。また、ツルッとしながらも光沢が強すぎず、深みのある艶が出るレザーですから、品よく個性を発揮することができます。
次に、②上辺の形状です。シンプソンではシャープに横真一文字ですが、水平線のように緩やかに弧を描いたフレームが使われたものもあります。カーブがあると、ややソフトに見えます。顔でいうと眉毛でしょうか…。
開口部の留め具ベルトの位置や金属プレートの形状に大きな違いはあまり見ないですが、③金具のカラー(シルバーorゴールド)や金具表面の仕上げ(ツヤ消しorツヤ有り)は本体の革質やカラーと相まってバッグの印象を左右します。シンプソンでは、同じボディカラーでも金具がゴールドとシルバーの両方がある場合があります。見比べてみると、だいぶ印象が異なります。
そして最後に、各メーカーの個性の出しどころと言える部分が④コーナーパッチです。シンプソンは、上の画像のとおりボディの下辺左右に宝石型の五角形のパッチを付けています。
パッチは、衝撃を受けやすいボディの角を強化する意味も持ちますが、付けないデザインをされているところもありますし、次のような曲線を用いた形状のパッチを使用されているところもあります。
こんな形や
こんな形のパッチです。
曲線があると、セクシー、という表現をされることが多いように見受けられます。シンプソンのオリジナルは、襟を正した感じがします。コーナーパッチの形状でメーカーの判別ができるようになったらウォッチングも楽しいかも知れませんね。
開けるたび、所有者にだけ訪れる優越感
ここまで外見のお話をざっくりとしてきましたが、見せるばかりがダレスバッグではありません。
ぬかりない内装を愉しめるのは所有者の特権です。
シンプソンのダレスバッグは、内装にアルカンターラを使用しています。

一見、本革スエードと思われがちですが、メルセデスやマセラティ、ランボルギーニなど世界の名だたる高級車の内装に採用されている最高級スエード調人工皮革です。ポリエステルとポリウレタンの合繊(約7:3)で、本革スエードより耐久性や通気性に優れ、使用中の粉落ちや色の移りやすさといった本革スエードの弱点をクリアしています。
耐久性や通気性と言われても、新品のうちはピンと来ないかもしれませんが、発色の美しさと手触りの優雅さは、店頭ですぐにお分かりいただけると思います。本当に上品です。
※金具のカラーやライニングの組み合わせは、各百貨店様別注品等で画像と異なる場合がございます。
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まだまだダレスバッグについてはお伝えしたいことがあるのですが、今回もそろそろブログの文字数目安が迫って参りました。
皆さまのご来店を店頭でお待ち申し上げております。
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https://www.simpsonlondon-jp.com/products/item/index.php?no=D320M-BL-NVY
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